全国各地でPFOSとPFOAの汚染が明らかになり、PFAS目標値を超えた各都道府県や関係市では、ばく露防止の取り組み、健康調査のモニタリングなどがはじまっています。
これらPFASが注目されることになった汚染源のひとつとして、消防機関や石油コンビナート、軍事基地、空港などで使用される泡消火薬剤があり、火災を消化するために使われてきました。過去には設備不良や消火水の漏水などにより、含有しているPFOSが土壌に染み込み、さらに地下水や河川水に浸透する事故がありました。
それをふまえ、国内ではPFASを使用しない代替品の活用や、保有しているPFAS製品の全廃など徐々に使用しない方針で進んでおり、国だけではなく、企業もPFAS削減の取り組みを進めています。これは簡単なことではなく、PFASが非常に便利で優秀な性質(撥水・撥油性や熱化学的に対しての安定性)があるため、それをやめることが想像以上に困難なことがわかってきています。

例えば、PFAS使用の防水服の着用による健康への危険性はないのですが、製造過程で水を汚染する上、最終的なリサイクルは困難であり、製品が捨てられた場合は環境に影響を及ぼす恐れがあります。このPFAS問題を知り、とあるメーカーではPFASを使わない製品の開発に15年前から取り組み、代替品を完成させています。

そのほかにも、フライドチキンやドーナツなど油分を多く含む食品の包装に使う耐油紙にPFASを使用しない代替品を開発するなど、消費者のPFASへの注目の高まりからPFASフリー製品の需要が国内外で高まってきています。
一方で日本ではPFASは3種の規制が進んでいますが、国によってはすでに20種類以上を対象とするなど、規制の内容に差があります。安全な水を使用したい方、PFASが気になる方はぜひ最新の情報をご確認いただき、各自対策をご検討ください。

アールイオスのマスコットキャラクター「RORO(ロロ)君」が、
第3章「PFAS汚染が進む原因とは?」について、YouTubeやTikTokでわかりやすくお話ししてくれています。
どなたでも楽しく学べる動画になっているので、ぜひ見てみてね!



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